【Photoshopチュートリアル】応用自在な『クリスタル』テキストエフェクトの作り方

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パターン素材を用意するだけで、簡単に綺麗なテキストエフェクトをたくさん作成することができます!

こんにちは!広告会社でデザイナーをしている、『かじゅう』といいます。

この記事で解説するのは、「パターン」を差し替えるだけで、色合いの異なる様々なテキストエフェクトを簡単に作成できるテクニックです。一度作り方を覚えてしまえば、グラデーションの色で延々と悩むことはありません。カラーセンスに自信がなくても、パターン素材次第で様々なバリエーションを生み出すことが可能です。

本記事では、光沢が美しいブルーのテキストエフェクトを例に、具体的な制作プロセスをステップバイステップで詳しくご紹介します。デザインの引き出しを増やしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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必要なツールと素材の準備

作成に使用したツールはPhotoshop(cc2025)です。

下記から背景とテキストが準備されたPSDセットがDLできます。以降紹介する手順の通り作業していただくと同様のテキストエフェクトが作成できます。

▲PSD見本

■PSD見本

こちらのPSDにはPSD見本の通りの内容が含まれております。

こちらのサンプルをダウンロードし、チュートリアルの手順通りの作業をすることでテキストエフェクトを再現することが可能です。

PSDファイルが300円で購入可能です!

この記事で紹介しているテキストエフェクトの『PSDファイル』を販売しています。

詳細と購入は下記のボタンから。

PSDを購入するメリット
  • チュートリアルを読まなくてOK
  • 文字を自由に変更できる
  • 素材を用意する必要なし
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『クリスタル』のようなテキストエフェクトの作り方

このチュートリアルで重要なことは、パターン素材を用意することです。ご自身のPhotoshopに入っているパターンを使っても構いません。『PSDファイル』にはパターン素材も同梱しているので、用意するのが面倒な方は是非お願いします。

今回のチュートリアルでは以下のようなパターン素材を登録して適用しています。

パターンの登録方法はAdobe公式を参照ください。

全体の手順としては、以下の通りです。

  1. パターンを用意する ← この手順はスキップします。
  2. 編集用のテキストを3種類用意する
  3. 編集テキストにレイヤースタイルを設定する

ステップ1:編集用のテキストを用意する

※上記の『PSDセット』を使用する場合は、この手順は不要です。

まずは、新規カンバスを作成してテキストを入力します。カンバスサイズは以下を参照してください。

作成後、編集テキストをスマートオブジェクト化します。

  • カンバス:W3000×H1500px (72dpi)
  • テキストカラー:『ffffff』
  • フォント:『Aziga』

▼フォントのDLはこちらから(Adobe Fonts)

S InfoOutline 18 N
Explore Aziga designed by Dave Rowland at Adobe Fonts.

ステップ2:編集用のテキストを複製する

ステップ1で作成したテキストレイヤーを2つ複製します。わかりやすくリネームしておきます。

続いて、『メインテキスト』複製した『ハイライト1』『ハイライト2』の塗りを『0%』にします。入力したテキストが見えなくなりますが問題ありません。

ステップ3:レイヤースタイルを適用①

『メインテキスト』のレイヤーをダブルクリックしてレイヤースタイルを適用します。レイヤースタイルの内容は以下を参照ください。

ベベルとエンボス(クリックで拡大)

■『ベベルとエンボス』を下記の通り設定します。

  • スタイル:ベベル(内側)
  • テクニック:シゼルハード
  • 深さ:200
  • サイズ:35
  • 角度:90
  • 高度:37
  • 光沢輪郭:画像参照
  • ハイライト:覆い焼きカラー:38%(#ffffff)
  • シャドウ:焼き込みカラー:100%(#030303)
輪郭のパラメータ(クリックで拡大)

■『輪郭』を下記の通り設定します。

  • 輪郭:画像参照
  • 範囲:51
シャドウ(内側)のパラメータ(クリックで拡大)

■『シャドウ(内側)』を下記の通り設定します。

  • 描画モード:焼き込み(リニア)(030303)
  • 不透明度:19%
  • 角度:-90
  • 距離:1px
  • チョーク:0%
  • サイズ:2px
  • 輪郭:画像参照
光彩(内側)のパラメータ(クリックで拡大)

■『光彩(内側)』を下記の通り設定します。

  • 描画モード:通常
  • 不透明度:84%
  • カラー:#ffffff
  • ソース:エッジ
  • サイズ:3px
  • 範囲:27%
パターンオーバーレイのパラメータ(クリックで拡大)

■『パターンオーバーレイ』を画像の通り設定します。

パターン素材は任意のものを適用してください。ここでは以下のようなパターンを設定しています。

同じパターンを使用したい方は、是非PSDファイルをDLください。

光彩(外側)のパラメータ(クリックで拡大)

■『光彩(外側)』を下記の通り設定します。

  • 描画モード:覆い焼き(リニア)-加算
  • 不透明度:13%
  • ノイズ:11%
  • カラー:#e589dd
  • サイズ:23px

ここまで設定すると以下のようになっていると思います。これでほとんどの作業は完了です。

ステップ4:レイヤースタイルを適用②

続いては、品質を上げる仕上げの作業をします。

『ハイライト1』のレイヤースタイルを適用して、文字の境界部分にハイライトを設定します。この作業をすることで、テキストがより光沢があるように見えるので重要な作業です。

設定は以下を参照ください。

ベベルとエンボスのパラメータ(クリックで拡大)

■『ベベルとエンボス』を下記の通り設定します。

  • スタイル:ベベル(内側)
  • テクニック:滑らかに
  • 深さ:95
  • サイズ:6
  • 角度:100
  • 高度:37
  • 光沢輪郭:画像参照
  • ハイライト:覆い焼き(リニア)-加算:100%

ステップ5:レイヤースタイルを適用③

ステップ4と同じように、今度は、テキスト全体にハイライトを加える作業をするために、『ハイライト2』にレイヤースタイルを適用します。

設定は以下を参照ください。

ベベルとエンボスのパラメータ(クリックで拡大)

■『ベベルとエンボス』を下記の通り設定します。

  • スタイル:ベベル(内側)
  • テクニック:滑らかに
  • 深さ:97%
  • サイズ:4
  • 角度:150
  • 高度:37
  • 光沢輪郭:画像参照
  • ハイライト:覆い焼き(リニア)-加算:100%
カラーオーバーレイのパラメータ(クリックで拡大)

■『カラーオーバーレイ』を下記の通り設定します。

  • 描画モード:ビビットライト(#ffffff)
  • 不透明度:12%

ステップ6:最終仕上げをする

ここまでのステップでテキストは以下のようになっているはずです。

ステップ4から5のハイライト設定をすることで、よりテキストがリッチになっているのが確認できると思います。このようにレイヤーを分けてハイライトを加える作業は、他のテキストエフェクトでも活用できるテクニックなので覚えておいてください。

最終的な調整を行い以下のように仕上げました。

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パターンを変更してデザインを変更する

作成したテキストエフェクトのパターンを変更して、様々なパターンを試してみましょう。

『メインテキスト』レイヤーをダブルクリックして、レイヤースタイルの『パターンオーバーレイ』を色々変更してみましょう。

パターン素材を変更して色々なテキストを作ってみました。

使ったパターン素材は以下の通りです。

パターン素材が思ったものとは違うなーという時は、比率を変えてみたり、画面をクリック&ドラックすることでパターンの位置を変更できるので試してみましょう。

PSDファイルが購入可能です!

チュートリアルで紹介したテキストエフェクトのPSDファイルが購入できます。

PSDを購入するメリット
  • チュートリアルを読まなくてOK
  • 文字を自由に変更できる
  • パターン素材同梱
PSD見本(有料)

■PSD見本(有料)

こちらのPSDには左記の見本の通りの内容が含まれております。

PSDファイル(有料)の説明

■PSDファイル(有料)の説明

psdファイルのレイヤー構造は左記の画像の様になっています。

<自由なテキスト>レイヤーのパターンオーバーレイの素材を色々変更してオリジナルのテキストを作成してください。

またファイルには、このチュートリアルで使用したパターン素材も同梱しています。

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