雨が降った後の『地面の水たまりや、水面に映る建物』などはフォトショップで作ることが出来ます!
こんにちは!広告会社でデザイナーをしている、かじゅう( Pinterest )です!
今回は、PhotoShopで水面加工をする方法をご紹介します。
※ショートカットキーは全てmacの仕様で紹介しています。windowsの方はご注意ください。
完成見本
地面に水たまりが出来て、奥の建物が水面に反射しているように加工します。
フォトショップで水面加工をする方法
手順をササっと知りたい方は、動画をご覧ください。
STEP.1 ガイドを引き、画像を反転させる
▼画像を開き、反射位置の境界にガイドを引く。
▼開いた画像を複製し、「編集」>「変形」>「垂直方向へ反転」
▼ガイドを参考に配置する
不足部分は自由変形で継ぎ足しておく
STEP.2 スマートオブジェクト~ぼかし(移動)
▼反転したレイヤーを「右クリック」>「スマートオブジェクトに変換」
▼「フィルター」>「ぼかし」>「ぼかし(移動)」
ぼかし(移動)
角度:90度
距離:30pixle
※距離は画像の縦幅によって変更する
STEP.3 レイヤーを新規複製しノイズをかける
▼反転したレイヤーを「右クリック」>「レイヤーを複製」
保存先ドキュメントを新規にしてOKボタン
▼複製したレイヤーをラスタライズして「フィルター」>「ノイズ」>「ノイズを加える」
ノイズを加える
量:400%
ガウス分布
グレースケールノイズ
STEP.4 各チャンネルにエンボスをかける
▼「ウィンドウ」>「チャンネル」
▼パネルからチャンネルレッドをクリック
▼「フィルター」>「表現手法」>「エンボス」
エンボス
角度:90°
高さ:3pixle
量:500%
※画像では角度-180°になっているが正しくは、角度:90°
▼続いてチャンネルグリーンを選択してエンボス
エンボス
角度:-180°
高さ:3pixle
量:500%
▼RGBすべてを表示させチャンネルパネルを閉じる
STEP.5 遠近法・自由変形で変形して、余分を切り抜く
▼「編集」>「変形」>「遠近法」
下部分を左右に伸ばす
画像のパースにより伸ばす大きさが変わる。仕上がりの具合が気に入らない場合、この手順に戻って作業する。
▼「編集」>「自由変形」
縦幅を小さくする
反射の境界位置まで縮小するのが良い。
▼画像を全選択( command+a)
▼「イメージ」>「切り抜き」
ここまで出来たら、このデータは別名で保存しておく。
STEP.6 置き換えで水面を作る~仕上がりまで
※元のデータを再度編集します。
▼反転したレイヤーを選択
▼「フィルター」>「変形」>「置き換え」
置き換え
水平比率:10
垂直比率:50
※水面反射の場合、垂直比率の値を水平比率より大きくするのがポイントです。
置き換えマップのチャンネルカラー値を使用して、選択範囲内の画像を置き換える機能です。
【出来る事】
・Tシャツの皺に合わせてロゴを合成
・動物の毛並み感を残したまま、模様を合成
などリアルな合成作業で使う機能です。
詳細はAdobe公式サポートを参照ください
▼置き換えを実行
※境界がズレている場合は、移動ツールで調整する。
▼不要な部分をマスクをかけ消していく
完成!雨や色調補正をしてクオリティを高める!
▼STEP.6まででも十分だが…雨のテクスチャや色調補正をすると更にクオリティが高まる。
雨のテクスチャは、「雨、テクスチャ」と検索すると無料でダウンロードできるものもあります。
Photoshopで水面加工を作る方法のまとめ
・垂直反転で映り込みの基礎を作る
・置き換えマップを別に作成して適応する
手順をマスターして水面加工にトライしてみましょう!
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