【かわいい文字の作り方】デザインするときの文字組と配色のデザイン例

かわいい文字デザインをするための文字組と配色&デザイン作例
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複雑な「かわいい」という感覚を「文字」という視点から考え、デザインに柔軟に対応させていく

こんにちは!広告会社でデザイナーをしている、かじゅうです!

広告代理店で仕事をしていると「かわいい文字でデザインして!」というご依頼が結構あったりします。

かわいさとは、色やビジュアルや文字など、いくつもの組み合わせで複雑に体現された感覚だと思いますが、この記事では「かわいい+文字」のデザインについて考えてデザイン例を作ってみました。

※この記事で作成している文字デザインはPhotoshop CC2022】を使用して作成しています。

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「かわいい文字デザイン」とは?

かわいい文字デザインとは、文字の形や色、配置などによって、見る人に「かわいい」と感じさせるデザインです。

しかし、『かわいい』は主観的な感覚であり、人によって好みは異なります。そのため、デザイナーはクライアントのニーズを満たすために、さまざまなテクニックを駆使して、さまざまな「かわいい」を表現する必要があります。

この記事では、筆者が考える「かわいい文字」のデザイン方法をいくつかご紹介します。

具体的には、以下の要素を組み合わせて、かわいい文字をデザインします。

  • 書体:丸みのある書体や、太めの書体など、かわいらしい印象を与える書体を選ぶ。
  • :明るい色や、パステルカラーなど、かわいらしい印象を与える色を使う。
  • 配置:文字を重ねたり、斜めに配置したりして、動きや立体感を出す。
  • 効果:影やぼかしなどの効果を加えることで、かわいらしさを演出する。

ぜひ、これらの要素を参考にして、自分だけのかわいい文字デザインを試してみてください。

※この記事で考える「かわいい」は年齢層やターゲットを絞らずに純粋に「かわいい」を考えて作成しています。

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カラフルな配色で文字をつくる

カラフルな文字は目を引き、視覚的に魅力的に映ります。特に明るい色やパステルカラーは、可愛らしさを強調します。

カラフルな配色が難しいと感じる場合は、まずはメインカラーを決めてみましょう。その次は、メインカラーに対してアクセントとなるカラーを追加します。これはメインカラーを引き立て、バリエーションを生み出します。

“1色は決めたけど、それに合う色が分らない”という人はこちらのサイトが便利です。選択した色に合う色や配色を提案してくれます。

■配色の見本帳-色検索
https://ironodata.info/search/

1文字ずつ色を変えてカラフルにする

文字の色を1文字ずつ変えてカラフルな文字デザインにする方法は、よく使われるテクニックです。

トーンを揃えて、1色が目立ちすぎないようにするのがポイントです。

配色の順番は、グラデーションになるようにしたり『赤→青→橙』『暖色→寒色→暖色』にすると上手く配色できると思います。

文字のまとまりごとに色を変える

「シンプル+かわいい+文字」など文字のまとまりごとに色を変える方法です。

助詞の「で」や「を」などはモノクロや茶色にするとまとまりがでます。

知っておくと役立つ色のあれこれ

筆者が未経験からデザインを学ぶ上で、役に立ったなと思う配色に関する書籍です。

センスに頼るより、知識を増やした方が仕事に生かせると思います。

知識があると自分の配色について説明することもできるので説得力が全然違います。

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かわいいを引き出す、黒色の魔術

黒色は決してかわいい色ではありませんが、他の色を引き立たせることができる色です。

他の色の印象を強めたり、淡くなったカラーを鮮やかに見せたりできる魔法のような色です。

■黒色を活用して、他の色を鮮やかに見せる方法は『明度対比』と呼ばれデザインの多くの場面で使われています。

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明朝体=かわいくないは大間違い

大人っぽいかわいさを出したいときは、明朝体を使うとそれっぽくなります。

webデザインの他にも女性向け雑誌などでもよく見られます。

明朝体を可愛く見せるポイント
  • 黒色でさりげなく使う
  • 文字に動きを入れる
  • 帯や記号やイラストでかわいさを補う
  • スッキリしたデザインにする

お手軽奥義!境界線のダブル使い

境界線を2重にかけるとポップなかわいさがある文字になります。

色を選択する時のポイントとしては

  • 内側の色は文字色を引き締める色にする
  • 外側の色は文字色と同色or背景になじむ色にする

外側の境界線は、あまり太くしないのがコツです。

▼「目立たせる文字」のポイントはこちらの記事でも紹介しています。

グラデーションは主張させない!

グラデーションもかわいい文字を作る時によく使いますが、個人的にはグラデーションの文字が主張しずぎないように注意しています。

グラデーションの文字は単体だと、安っぽさや手抜き感を感じます。

「かわいいあしらい」を使ったり、前項で紹介した黒色と組み合わせたり(かわいいを引き出す、黒色の魔術)文字組を工夫することでおしゃれでかわいい文字となります。

かわいい=ピンクは時代遅れ?

かわいい文字組と配色として「ピンク色」の文字を多く紹介してきましたが、『かわいい=ピンク』に縛られてしまうとデザインにつまづくことになります。

​ARINA株式会社が運営する幼児、小学生の親御さん向けの教育メディア「おうち教材の森」(https://naki-blog.com/study/)が実施した、「小学生未満の子供がよく選ぶ色は?」のアンケート調査では、「青色」が最も人気だそうです。

ターゲットやトレンドを意識して、配色するのが大切です。

また、世の中で最近よく目にするものに注目すると「かわいい色」のヒントになると思います。

世の中のかわいいものが「どうやって生み出されたのか」この書籍では流行のガールズトレンドを生み出す秘訣を解説しています。

かわいい文字を作るための文字組と配色のポイント:まとめ

かわいい文字組と配色のポイントについてまとめます。

  • 配色はセンスじゃなく知識で選ぶ
  • 黒色を上手に使う
  • カラフルな文字はまとまりが大事
  • グラデーションはさりげなく使う
  • おとなかわいいは、明朝体を使う

この記事では、「かわいい+文字」にフォーカスして紹介しましたが「かわいい」を表現する要素は文字だけではありません。

ビジュアルやあしらいなど様々な要素が組み合わさって「かわいい」が出来上がると思っています。

ということは、かわいいデザインをするためには「かわいい文字」も必要という事です。

この記事を通して、文字組や配色などがヒントになればいいなと思います。

初心者~中級レベルのデザイナーに役立ちそうな記事やデザインを集めた Pinterest を公開しています!デザインに困ったときや少しだけスキルアップしたいと思っている方がいたら活用してみてください。

かわいい文字のデザインのアイデア帳

この記事で紹介した、『かわいい文字』のデザインをまとめたアイデア帳です。よろしければアイデアの参考に画像を保存してみてはいかがでしょうか。

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